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起動しない・ランプは点灯する (電源ランプは点灯するがモニタ画面に何も映らない場合) |
考えられる原因
・モニタの故障
・静電気やキーボードに何か乗っていた事などによる一時的なもの ・ハードディスクの故障
・キーボードの故障
・メモリの故障
・マザーボードの故障
・グラフィックボードの故障
・その他 |
一番最初に見る場所はパソコンのハードディスクランプです。
電源近くのに下記のような筒状のマークがあると思います。
そのランプがハードディスクランプになり、アクセスしている場合は点灯・点滅します。
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デスクトップPCのハードディスクランプ |
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ノートPCのハードディスクランプ |
ハードディスクランプの状態で三つに分けることができます。
@点灯・点滅を繰り返して、5分程で消灯する場合。
A途中で点灯したままになる場合
Bまったく点灯しない場合
点灯・点滅を繰り返して、5分程で消灯する場合に考えられる原因は、モニターケーブル・モニターの電源ケーブルが正常に刺さっていない。もしくはモニターの故障が疑われます。
しっかりとケーブルを刺し直してください。
また、電源ボタンを軽く押し、様子を見てください。30秒程でシャットダウンする場合は、ほぼモニターに原因があると思われます。
モニターを調べるには別のパソコンにつなぐのが手っ取り早い方法になります。バックライトと呼ばれるパネルの光源が故障していると画面にうっすらと表示が見える場合があります。
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左の画像は分かりやすく加工をしたものですが、バックライトが故障すると、このような状態になります。
表面に光をあて斜めから覗き込むようにすると良く分かります。 |
なぜモニターのチェックを行うかというと、「点灯・点滅を繰り返して、5分程で消灯する」というランプのパターンは正常起動している可能性が高いからです。ですので映像信号がモニタに届いていない不具合であると考えられるのです。ですから、電源ボタンを押してシャットダウンの処理が行われれば、パソコンは正常に起動していたということになります。
モニター・ケーブルに異常が見られなかった場合は、次にグラフィックボードを疑う必要があります。オンボードと独立したグラフィックボードどちらの場合でも検査するための正常なグラフィックボードがあれば簡単に調べることができます。しかし無い場合、この作業は他の検査をしても原因が分からない場合の最終的な作業として行うのが良いでしょう。
次に途中で点灯したままになる場合です。
この場合は、ハードディスクの故障。メモリの故障が疑われます。
メモリテストをした後に、ハードディスク診断をするとよいでしょう。
最後にハードディスクランプがまったく点灯しない場合です。
ハードディスクの故障が一番疑われる症状です。
補足:本来は最初の方で確認するべき作業ですが、キーボード・マウスが故障していたり、キーボードのキーが押したままの状態だと正常に起動しないことがあります。また、静電気などが原因で正常起動できないことがあります。起動しないという症状が初めて出た場合や、それから一度もシャットダウンしていない場合は、一度シャットダウンした後、ケーブルをしっかりとつなぎなおし、キーボードも掃除をしてパソコンを立ち上げてください。
パソコンが正常に起動しない不具合の多くは単発で、原因が不明な事が比較的に多いのです。
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