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起動途中で止まる (起動しようとするが、黒画面に文字やロゴが表示されて止まる。または途中で勝手にシャットダウンする。) |
考えられる原因 ・ハードディスクの故障
・熱暴走
・起動時に必要なプログラムの破損
・ウイルス感染
・メモリの故障
・キーボードの故障
・マザーボードの故障
・電源の故障
・マウスの故障
・その他 |
最初に確認する必要があるのは、止まるタイミングです。毎回同じタイミングか、毎回違うのかという事です。違うタイミングであった場合は、熱暴走、メモリ、電源の故障が疑われます。
ファンが止まっていないか。ホコリが溜まっていないか確認をしてください。
念のためにエアーダスターで掃除してから確認をするのもよいでしょう。
ノートパソコンであれば、うちわ等で煽ぎながら起動してみてください。
上記作業を施したうえで、止まらないもしくはいつもより長く動作した場合は、熱の可能性が非常に高くなります。
必要な作業としては、ファンの交換、ファンの増設、念入りなホコリ取りです。
ノートパソコンであれば冷却台を使うという手段もあります。
熱でないと判断できた場合は、メモリテストをしてみましょう。
最後に電源のテストです。
次に毎回同じタイミングで止まってしまう場合の原因の診断をご説明します。
まず基本的なキーボードとマウスが原因でないかを確認する為に、別のものを付けて起動させるかどちらかを外して起動して確認をします。
同じ症状である場合はメモリーテストを行います。
ここまで原因が特定できない場合は、ハードディスクもしくは、起動に必要なプログラムの破損が原因の可能性が非常に高くなります。
ハードディスクの状態を調べる事で、絞っていきます。使用するソフトは「CrystalDiskInfo」と「HD
Tune」です。
「CrystalDiskInfo」を使って調べた時、ハードディスクに問題が見つからなかった場合は
下記のような表示になります。但し記録がないだけで実際はエラーがある事も稀にあります。
「ほぼ問題が無い」程度の解釈が良いかと思います。
「HD Tune」を使ってハードディスクを検査してクラスタエラーが検出されなかった場合は以下のような表示になります。
「CrystalDiskInfo」で「注意」と出ています。代替処理保留中のセクタ数が1になっています。
少ないエラーですので、使用に問題ない場合も多いのですが、修理の際には予防も含め、交換をするのが一般的です。
こちらも「CrystalDiskInfo」のチェック画像です。先ほどとは違い、「危険」の表示になっています。
見るからにすぐ交換が必要な感じを受けますが・・・。
原因は使用時間が62410時間と多い為です。しかしながら起動回数が246回と少ない事が見て取れます。
これはこのハードディスクがサーバーなどに利用されていた可能性が高いということです。ハードディスクは、使用時間よりも起動回数が多い方が故障の可能性が高いという報告があります。
ですので、「危険」と出ていますが正直なところ、急いで交換しなければならないとは思いません。
逆にここまでエラーなく動作している個体なので、当たりのハードディスクではないかと考えるくらいです。
ただ、目安として近いうちに交換を考えた方が良いかな程度に考えると良いと思います。
下は「HD Tune」で通常スキャンをした後の画像です。
赤いドットがエラーの検出を意味しています。
これが出た場合はハードディスクの交換をする必要性が出てきます。
もし外付けハードディスクケースをお持ちであれば、それに付け上記のようなソフトを使い、確認をするのがよいでしょう。
ただ気を付けなければならないのが、ケースによっては検査できないものがある事です。
下記外付けケースはCrystalDiskInfoに対応しているものです。
2.5インチ、3.5インチどちらでもSATA接続のハードディスクであれば、
チェックができます。また電源スイッチが付いているのでチェックに非常に適しています。
玄人志向 3.5型HDDケース SATA接続 USB2.0対応 シルバー
型番 : GW3.5AA-SU2
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